経営

新人に伝わる作業手順書の書き方

ベテランの頭の中にある段取りを、新人でも同じように再現できる形に残すための手順書づくりの考え方です。

2026-10-25

手順書が読まれない理由

作業手順書を作ったのに現場で使われない、という話はよく聞きます。原因の多くは、書いた人の頭の中では当たり前の前提が抜けていることです。

  • 文章が長く、どこが大事なのか分からない
  • 「適切に」「よく確認して」など、判断基準があいまい
  • 写真や図がなく、どの部品・どのボタンか分からない
  • 改訂されないまま古い内容が残っている

手順書は、読む人がその場で迷わず動けることがすべてです。書く側の視点ではなく、初めてその作業をする人の視点で作ることが出発点になります。

伝わる手順書の基本形

一つの作業を一枚にまとめ、次のような順で書くと読みやすくなります。

  1. 作業の目的と、できあがりの状態(写真があると理想)
  2. 必要な材料・工具・保護具
  3. 手順を番号付きで、1行に1つの動作だけを書く
  4. 各手順の中で、失敗しやすい点や安全上の注意を目立たせる
  5. 終わったあとの確認項目と、異常時の連絡先

「確認する」と書くときは、何をどの状態なら合格とするかまで具体的に書きます。たとえば「ノズルに付着物がないこと」のように、目で見て判断できる言葉にするのがコツです。

写真と動画を上手に使う

文章で説明しにくい部分は、写真や短い動画に任せた方が早く伝わります。スマートフォンで撮影したもので十分です。

写真には矢印や丸印を付けて、見てほしい場所をはっきり示しましょう。良い例と悪い例を並べて載せると、判断の基準が伝わりやすくなります。

ただし、レーザー機器の操作や保守に関わる内容は、必ずメーカーの取扱説明書に沿った内容にしてください。手順書は取扱説明書の代わりではなく、自社の作業に合わせて要点を整理したものと位置付けるのが安全です。安全面の基本は安全対策ガイドもご覧ください。

作ったあとの運用が大切

手順書は作った瞬間から古くなり始めます。設備や材料、図面が変わったら、手順書も合わせて見直すルールを決めておきましょう。版数と改訂日を必ず記載し、古い版は現場から回収します。

また、新人が実際に手順書を見ながら作業し、迷った箇所を書き込んでもらうと、改善点がすぐに見つかります。ベテランが気付かない抜けを埋める最も確実な方法です。手順書が整うと、担当者が替わっても品質を保ちやすくなり、教育にかかる時間も短くなります。

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よくある質問

手順書は誰が書くのがよいですか
作業に詳しいベテランが内容をまとめ、経験の浅い人が読んで分かりにくい点を指摘する、という二人一組の進め方がおすすめです。書き手と読み手の両方の視点が入ることで、抜けが少なくなります。
紙とデータ、どちらで管理すべきですか
原本はデータで管理して版数をそろえ、現場には必要な分だけ印刷して置く方法が一般的です。タブレットで見られる環境があれば、写真や動画も活用しやすくなります。

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2026-10-25 / カテゴリ: 経営 / サンマックスレーザー株式会社(製品は国内で最終組立・検査・調整しています)