技術

金型の汚れ・離型剤残りを落とす方法

金型に付いた離型剤の残りやヤニ、焼き付いた汚れは、製品の外観不良や寸法のばらつきにつながります。代表的な落とし方を比べます。

2026-10-26

金型の汚れが引き起こす問題

樹脂成形やゴム成形、ダイカストなどの金型には、使ううちに離型剤の残り、樹脂から出るガス成分の付着物、焼き付きなどの汚れがたまっていきます。汚れが進むと、次のような問題が出やすくなります。

  • 製品表面のくもり、シボ(模様)の転写不良
  • ガス抜きの詰まりによる充填不良や焼け
  • 離型しにくくなり、変形や傷が増える
  • 寸法のばらつきが大きくなる

汚れがひどくなってからまとめて清掃すると手間も停止時間も大きくなるため、計画的な清掃が大切です。

代表的な清掃方法の比較

方法特徴気を付けたい点
手作業(ブラシ・研磨)道具が身近で、部分的な清掃に向く時間がかかり、シボや角を傷めやすい
薬剤・溶剤複雑な形状にも行き渡る廃液処理と作業者の保護が必要
ドライアイス・ブラスト比較的速く広い面を処理できるメディアの管理、周囲への飛散対策
レーザー洗浄非接触で、狙った範囲だけを処理しやすい条件出しが必要。汚れの種類で効果が変わる

どれが最適かは、金型の大きさ、汚れの種類、清掃の頻度によって変わります。一つの方法に絞らず、組み合わせて使う現場も多くあります。

レーザー洗浄を使うときのポイント

レーザー洗浄は、汚れの層にレーザー光を当てて取り除く方法です。研磨材や薬剤を使わないため、後片付けの負担を減らしやすいのが特長です。当社ではレーザー洗浄機 FL-CLCを取り扱っています。

  1. まず使わなくなった金型や端材で試し、表面への影響を確認する
  2. シボ面や鏡面など、仕上げの違う面ごとに条件を分けて考える
  3. 処理後に表面の状態を目視と拡大で確認する
  4. 発生する粉じんやヒュームは集塵で吸い取る
鏡面仕上げの面など、わずかな変化も許されない部分は特に慎重に確認してください。条件次第で表面に影響が出ることがあります。

清掃を計画に組み込む

金型の清掃は、トラブルが起きてから行うのではなく、ショット数や稼働時間を目安に定期的に行うのが理想です。清掃日、清掃方法、清掃前後の状態を記録しておくと、汚れのたまり方の傾向が分かり、清掃の間隔を見直す材料になります。

金型業界でのレーザー活用については金型向けのソリューションもあわせてご覧ください。

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まずは「何を・どれだけ・どうしたいか」だけで大丈夫です。最適なご提案をします。

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よくある質問

レーザー洗浄で金型が傷むことはありませんか
条件が適切でないと表面に影響が出る可能性があります。本番の金型に使う前に、同じ材質・同じ仕上げの試験片や不要になった金型で確認してから進めることをおすすめします。
金型を成形機から外さずに清掃できますか
汚れの位置や作業スペース、安全対策の条件によります。レーザーを使う場合は周囲への反射光や保護具の対策も必要になるため、取扱説明書に沿って作業環境を整えてください。

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2026-10-26 / カテゴリ: 技術 / サンマックスレーザー株式会社(製品は国内で最終組立・検査・調整しています)