基礎
切断面の評価軸 - Rz・ドロス・熱影響の見方
「キレイに切れた」は感覚的な表現。後工程の手間や歩留りを左右する切断面は、いくつかの軸で客観的に評価できます。
2026-06-16
評価される3つの軸
- 表面粗さ(Rz) - 切断面の凹凸の高低差。小さいほど滑らか
- ドロス(バリ) - 裏側に残る溶融金属の付着。少ないほど後工程が楽
- 熱影響部(HAZ) - 熱で材質が変化する範囲。狭いほど望ましい
これらは加工条件(出力・速度・アシストガス・焦点位置)で大きく変化します。素材と板厚に合った条件出しが鍵です。
現場で見るチェックポイント
| 観察項目 | 良好 | 要調整 |
|---|---|---|
| 表面の縞模様 | 細かく均一 | 粗く一定でない |
| 裏面ドロス | ほぼ無し or 簡単に落ちる | 強固に付着 |
| 切断幅(カーフ) | 狭く一定 | 広い・暴れる |
| 角の焼け | 変色が少ない | 強い焼け |
条件出しは積み重ね
同じ機械でも素材ロットや環境で結果がブレることがあります。代表素材ごとの良条件を社内データベース化しておくと、立ち上げが早くなります。維持管理はメンテナンスガイドもご参考に。
よくある質問
Rzはどのくらいを目指すべきですか?
用途次第です。装飾品なら数μm台、外装パネルなら数十μm台でも許容される場合があります。後工程の前提と擦り合わせるのが基本です。
ドロスを完全にゼロにできますか?
条件が合えば実用上ゼロに近づけられます。素材・板厚・ガスで最適点が変わるため、試加工で詰めるのが現実的です。
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お役立ちガイド
2026-06-16 / カテゴリ: 基礎 / サンマックスレーザー株式会社(製品は国内で最終組立・検査・調整しています)